NASAの次世代宇宙望遠鏡、打ち上げは12月18日に
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注目のコメント
本当に楽しみです!科学的には期待しかありません。
しかしプロジェクト・マネージメント的には大失敗でした。数年前のxkcd(アメリカの科学コミック)にこんなのが:
https://xkcd.com/2014/
打ち上げは10年以上遅れ、予算も10倍くらいになったんじゃないかな・・・・。
ちなみに同じNASAとはいえうち(JPL)ではなくゴダード です。NASAは各センターの独立度が非常に高くて、カルチャーが全然違います。うちも遅れることはありますが、こんな酷いのは記憶の限りありません笑
そんなわけで、遂に、遂にです。大いに期待しましょう!!ハッブルと違って地球月のL2なので、補修できるようには設計されていません。だから燃料が切れたら終わり。確かミッション期間は4年だったかな。うまくいけばもうちょっと延長できるでしょうが有限ですから、世界中の天文学者が観測時間を喉から手が出るほど欲しがるでしょう。ちなみによく間違われますが、JWSTはハッブルの後継ではありません、ハッブルは可視光、こちらは赤外線なんで。ハッブルもまたサービスして延命できればいいのですが。
ちなみに2030年代に向けてこの次の大型宇宙望遠鏡の構想もすでに始まっています。
https://www.space.com/42952-nasa-space-telescope-ideas-for-2030s.html
4つ競合するアイデアがあります。ゴダード 宇宙船センターはJWSTのでっかい版を出しているけど、今回の遅れをみると、どうだか・・・。長らく天文学を支えてきたハッブル宇宙望遠鏡がシャトルがなくなって修理も出来なくなったので、ジェームス・ウェブ望遠鏡(JWST)への期待は高い。ESAとの協力でアリアンで打ち上げられるというのも新鮮。
ハッブル宇宙望遠鏡の後継であるジェームズウエッブ宇宙望遠鏡には、なんと言っても宇宙で最初に形成されたファーストスターの発見に期待したい。原始銀河やファーストブラックホールの議論も盛んになりそう。