[8日 ロイター] - カナダのスポーツ衣料大手ルルレモン・アスレティカは8日、通期の業績見通しを引き上げた。第2・四半期の利益と売上高も市場予想を上回り、同社株は引け後の時間外取引で12%近く上昇した。着心地の良いレギンスやスポーツブラの力強い需要が寄与した。

同社のマクドナルド最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会見で、「ベトナムでの新型コロナウイルス感染再拡大とそれに関連した工場閉鎖、港での継続的な問題、航空輸送能力の低下がサプライチェーンの混乱やコストの増加につながっている」と説明した。

「業界が直面しているこのような(サプライチェーンの)課題がなければ、弊社のビジネスはさらに好調だったと言えるだろう」と述べた。

通期の純売上高見通しは従来の58億3000万─59億1000万ドルから、61億9000万─62億6000万ドルに引き上げた。

調整後1株利益見通しは7.38─7.48ドルとした。従来見通しは6.73─6.86ドルだった。

第2・四半期の純売上高は前年同期比61%増の14億5000万ドルで、リフィニティブのIBESデータによる市場予想(13億4000万ドル)を上回った。

調整後1株利益は1.65ドル。市場予想は1.19ドルだった。