[8日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は、米国の先月の雇用の伸びが鈍化したものの、連邦準備理事会(FRB)は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けた大規模な景気支援プログラムの縮小計画を進めるべきとの認識を示した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで述べた。

ブラード氏は労働市場の回復が失速しているとの見方を否定し「労働者への豊富な需要があり、求人数が失業者の数を上回っている」と語った。

「求職者(と求人)を一致させ、新型コロナの流行をよりコントロールできれば、来年に向けて労働市場は非常に力強いものになる」との見方を示した。

「全体像としては、テーパリング(量的緩和の縮小)は今年中に開始され、来年の前半までに終了するだろう」と述べた。