[7日 ロイター] - 米労働市場の新型コロナウイルス禍からの回復が継続する中、労働者の間でより高い賃金を求めて転職する動きが活発になっていることが、ニューヨーク連銀が7日に公表した調査で分かった。

調査では、約1000人を対象に過去4カ月の経済状況の変化を質問。新たな職に採用されるとの見通しのほか、より高い賃金が得られるとの見通しが共に上昇し、労働市場に対する期待が継続的に改善していることが示された。

過去4カ月で失職した人の割合は7月時点で0.4%。前年同月(10.5%)から低下したほか、パンデミック(世界的大流行)前の2019年11月(0.5%)も下回った。

転職した人の割合は7月時点で5.9%。前年同月は4.4%だった。