【直言】僕は日本の「買収のイメージ」を変えたい
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正直、アマゾンセラー≒稼ぐ!だけのようなイメージでしが、その先に描かれる小澤さんのビジョンはとてもワクワクするものでした。
同時に、そのビジョンこそ今後の日本に欠かせない、日本を救っていくものであると確信しました。
「稼ぐ出品者を買収する」事業に秘められた真の目的をとはなんなのか、ぜひご一読頂ければ幸いです!1.上場させる。
2.M&Aする。
3.世襲で引き継がせる。
4.社員に社長を譲り会長とか相談役になって院政を敷く。
5.廃業する。
中小零細企業の選択肢は、そんなに多くはない。順調な会社であれば、5はない。今の時代、3は引き継がせる側も引き継ぐ側もシンド過ぎるし、そもそも社員の皆さんに申し訳ない。4は単に肩書きを変えただけで、本質的な解決策にはなってない。できることなら1を目指したいが、現実はそう容易くない。となると、2のM&Aがとてもリアリティを持ってくる。
まして、事業の寿命はそんなに長くない。たまたま当たった成功体験だけで、ずっと勝負できるとは限らない。であるなら、次世代に引き継ぐことで、また新たなステージに挑んでもらうべきだ。
と考えて、ボクは今まで2つの事業をM&Aで手放した。しかも、どちらの会社も交渉から締結まで6カ月ほどの短期間で成立させた。短期間で実行させるためには「コツ」がある。簡単なことだ。デューデリだなんだでは計れない、創業者の気持ちってものがある。それは自分でざっくり考えた金額の6分目くらいでOKを出すことだ。欲をかくより、せっかく創った会社が、その後どうなってほしいかを基準に判断することだ。
とはいえ、セラシオの日本版企業がもっと出て来て欲しいものだ。資金と度胸とビジネスセンスで、日本のいい会社がことごとく青田買いされてしまいそうだ。今回の特集はサラリーマンが副業でブランドを立ち上げるというパターンを中心に描いています。
が、セラシオのようなプレイヤーの登場によって、地方の伝統工芸や、腕のある職人がいる工場などが作ったブランドがフォーカスされて、世界に出ていくという例が出て来ればいいなと思いました。
原稿には入っていませんが、小澤さんも、日本に多くある大企業のケイレツ会社などに絡んでいきたいとおしゃっていました。
ものづくりをする力があるプレイヤーが世界に出ていける、それは簡単なことではありませんが、ぜひそんな未来に繋がっていってほしいと思います。