(ブルームバーグ): NTTは1日、北米、欧州、アジアを中心にデータセンターを新たに設置するなどサーバールームの面積を2022年度末までに2割拡大すると発表した。今年度は外部資本を含め2000億円を投資するという。

情報通信技術(ICT)関連の旺盛な需要に応えるため、今後2年で欧州・中東・アフリカ地域で13のデータセンターを新たに建設。また、ウィーンやチューリッヒ、ロンドンなどにある既存のデータセンターで増床する計画だ。

NTTでは、データセンターの市場規模が現在の約520億ドル(5兆7000億円)から24年には33%増の690億ドルまで拡大すると想定。ICTの基盤として高い成長が見込まれることから、データセンター事業は海外での収益拡大の要になるとみている。

NTTの尾崎英明執行役員は記者説明会で、同事業は「利益率の高いビジネス」だとし、今後販売を強化してく方針を示した。また、そのための「成長投資をこれからも続ける」と述べた。

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