[パリ 31日 ロイター] - フランスは、来年初めまでに新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を1800万人に行なうことを目指している。保健相高官が31日、明らかにした。

同国の政府諮問機関、高等保健機構(HAS)は先週、65歳以上の人と、リスク要因となる医療上の事情のある人に対する追加接種を推奨すると表明した。

保健省高官は「追加接種の対象者は31日から予約が可能となっている。一部研究が示すように、これは予防強化に必須の医療措置と考えている」と述べた。

そのうえで「現在の対象者は約1800万人とみており、年内に1240万人、残る人は来年初めまでに接種を完了したい」と説明した。

政府統計によると、8月30日時点で1回の接種を受けた国民は全体の約72%。2回目接種を受けたか、または感染後に1回の接種を受けた人は65%強となっている。