【全図解】30兆円。「アマゾン経済圏」が生む巨大なチャンス
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「アマゾンは、ここまでサードパーティ出品が伸びるとは予想していなかったはず」と、ある米国EC業界の幹部は語ります。
ただ、マーケットプレイスのローンチがもう20年前、さらに「FBA」にも15年前に手をつけていて出品者支援に着実に手をつけていたのが、明らかにモードが変わったのが2015年ごろです。
それが広告です。それほど知られていませんが、アマゾンは、米国のデジタル広告の約10%強を占め、グーグル、フェイスブックの2強に次ぐポジションになっています。
これを最も活用しているのが、出品者たちで、とにかくデータを駆使して一番効果的な広告の出し方に最適化し、実際にそれで稼げるセラーが出まくっていることが、今のマーケットプレイスの隆盛につながっているのでしょう。
実際、アメリカのアマゾンで商品検索をかけると、体感できます。1ページ目の表示から、商品ページのオススメまで、あらゆるところにスポンサードが出てくる。逆に、オーガニックのアルゴリズムが目立たないぐらいですが、それでも消費者体験を損なわない絶妙な組み合わせをしているのでしょうか。
いずれにせよ、なかなかアマゾンのリテールやAWSだけは見ていてはわからない、全員参加型の「経済圏」のすごみを、松嶋こよみさん迫真のデザインとともにお楽しみください!もはや存在しない世界を想像できないほど生活に浸透しているアマゾン。
「アマゾンがすごいなんてすでに知っている」と思っていたのですが、、なんとも底知れない経済圏がむくむくと拡大していることに驚きました。
アマゾンのビジネス戦略、それによって生まれる多種多様なクリエイター、今度はそれらを「束ねる」ビジネスの登場。
何層にも重なる事象を紐解いていくと、経済の大きなうねりを感じます。先週のパーパス特集とのコントラストが強いですが、両極端を知ることでしなやかな思考ができると思います。
森川記者、冨岡記者渾身のリサーチをインフォグラフィックでどうぞ。ジョフベゾスが創業時にナプキンに描いたビジネスサイクル図の肝は「Traffic」でした。マーケットプレイスでもプライムでもAWSでも全てTrafficが源泉でさらにTrafficを増やす事につながる。そのサイクルに入っているアマゾン経済圏はこれからもどんどん広がるしか考えづらいですね。