坂本工業、排気系部品の性能評価を高度化 試験設備を導入
2014/09/12, 日刊自動車新聞
坂本工業(坂本清和社長、群馬県太田市)は、本社工場に排気系部品の性能を単体で評価できる試験設備を導入する。2015年3月をめどに、マフラーやエキゾーストパイプ専用の試験施設などを設置する計画だ。既存の設備で行っている性能評価を高精度化することで、年々強化される環境性能や騒音抑制などの品質要求に対応していく。
試験専用の無響室やエンジンベンチを設置し、これまで実車ベースで行っていた性能評価を部品単体で実施できる環境を整える。実車を用いて振動放射音などを測定した場合、他の部品が発する振動や音などの影響を考慮する必要がある。部品単体での測定ならばその必要がなく、より正確な試験結果を得ることができる。
同社では今年4月にも樹脂燃料タンクの専用評価設備を導入しており、連続での大型投資となる。今回はハイブリッド車やプラグインハイブリッド車の普及も投資理由の一つにあげる。モーター走行を併用する車ではエンジン駆動時の静寂性や環境性能に対する要求がよりシビアになるため、今後は試験設備を活用して柔軟に対応していく。
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