週刊アフリカビジネススヘッドラインニュース457号(2021年8月2日号)

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注目のコメント

• 梅本 優香里

  アフリカビジネスパートナーズ

  ・2021年08月26日

  DMG森精機がエジプトに工作機械の工場を設立するというニュースと、アマゾンがエジプトでeコマースを開始するというニュースがトップ2です。どちらもアフリカ初。
  
  アフリカでも工作機械の需要はあるものの、多くは輸入。ただ森精機は、エジプトやアラブ諸国の軍需向けエンジンなどを製造している政府系のアラブ工業化機構（AOI）を顧客に持つため、AOI向け、または政府を代弁しているAOIの意向により製造を決めたのではないかなと思います。投資額は10億円ですし、作るのは旋盤とフライス盤とのこと。なお、報道などでは日本企業でなくドイツ企業として報じられているものが多いです。ドイツとエジプトはこの領域で関係も深く、ギリデマイスターグループの買収が効いたともいえそうです。
  
  アマゾンは、2017年にドバイのSouq.comというeコマースを買収した際、エジプト市場もくっついてきたという理由で初のアフリカ進出をしました。今回は、これをリブランドし、アマゾンのツールも入れて、Amazon.egとして事業を開始するとのこと。ちなみにエジプトは、JumiaとSouqがシェア争いをしており、おそらくSouqが優勢。週刊アフリカビジネスではなぜいまなのか、なぜエジプトなのか、解説しています。