「ID.3」の電池は“板チョコ”、モジュール再利用想定の簡素設計
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注目のコメント
オランダで燃えたID.3の電池モジュールの構成が載っていて、火災原因が推測出来そうです。使用している電池セルはLGESです。
(ご参考)VW電気自動車ID.3が火災で全焼…LGがバッテリー供給
https://newspicks.com/news/6123897
日経のID.3分解記事で興味深かったのは、以下の記述。
>これで電池セルを冷却できるのかと甚だ疑問に思うのだが、電池パックや電池モジュールは非常にリサイクルしやすい設計になっていることが分かった。
水冷式にも関わらず電池パックやモジュールはリサイクルしやすい構造になっているようです。セルが冷えていない可能性もある?!
またモジュール内のLGES製のパウチ型セルは、取り外して再利用もしくはホットスワップ(他のフレッシュなセルに通電したまま交換可能)は出来ません。樹脂製ケースに覆われているとのこと。ざっと見た印象ですが、セルのスタック数やセル自体の大きさや形状が気になりますね。熱が溜まりそう。。
しかしこのLGES製セルは、今後VWが独自設計したUnified Cellに徐々に置き換わっていくことが発表されています。セル製造はNorthvoltとVW内製と言われているので、現行のLGESセルを搭載したID.3が今後どうなるか。
GMに比べるとVWの方がLGES製セル対策の先手を打っていますね。Ultium CellsのNCMA正極バッテリーはこれからですし、GM大丈夫か?コレじゃセルは直接冷えませんね。
水冷とは言え水冷ジャケットが触れるのはアルミ製筐体の1面だけ。
薄型セルをそこに垂直に立てて並べてる。端のセル以外はアルミ筐体と上下の極めて少ない面積しか触れてない。
内側に位置するセルに熱が溜まりますね。
しかもセル自体は樹脂製コーティングされてる。
ヤバくないですか?
テスラの様なセルの間をウォータージャケットを通して直接冷却する仕組みじゃない。しかもテスラはパナ円筒型セルなのでそもそも隙間が多いので良く冷える。CATLの角型は知りませんが。皆さんコメントされているように、セルの組込構造に問題があるのではないかと思われます。熱だけでなく、振動に対しても不安がありますし、一つのセルが熱暴走すると隣のセルに影響する組み方に見えます。
日産リーフもラミネート型のセルを使っていますが、実際には角形に近い金属ケースに入った状態でスタックされています。