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ブラジル大統領、マスク着用終了日の設定指示へ 反発の声も

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    在ブラジル建築プロデューサー/隈研吾建築都市設計事務所ブラジル担当室長

    6月末にワクチン接種スピードが急速に加速し、ここサンパウロ州では既に成人の96%が1回目の接種を終え、今現在サンパウロ市では12−17歳のハンディキャップや持病持ちの若年層に接種が行われています。先週からは飲食店の営業時間や人数制限も解除され、いよいよ人の流れがコロナ前に戻ってきました。
    とはいえ、いまだに感染者数は国内で3万人以上、死者は900人程度出ており、マスクの義務化解除はあまりにも時期尚早だと思っています。

    この国は日本と違い、規則である程度縛らなければ誰も言うことを聞いてくれません。既に市内の周縁地域ではマスクをしていない人がほとんどです。

    そう言う意味で、反大統領派でもあるサンパウロ市長が今週発表したワクチンパスポートの導入は素晴らしい。ワクチンの接種履歴が紐付けされるアプリを今週中にローンチ予定で、大規模イベントやサッカーなどのスポーツ観戦にはワクチンパスポートのチェックが義務付けられ、飲食店や商業施設については入店時に任意でパスポートを確認することになっている。サンパウロだけではなく、国内主要都市は全て実行してほしいところです。


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