セブンが全国2万店で宅配 最短30分、Amazonに対抗
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単に荷物を配る他に、次のテーマにチャレンジできる環境が整うと、素晴らしく面白そう。コンビニエンスストアから、コンビニエンスショップ(ハブ、ゲートウエイ)への変革に要注目です。
①種別ごとの荷量重心を整える、店舗間の在庫調整
②複数店舗を渡り歩くパッキング
③B2BとB2Cの混載と 混載変更拠点で効率化
④店舗固有の付加価値を追加しながら物流
(例:最初の店舗で素材、二番目のレストランで調理)
⑤プチ倉庫とキャリア余剰スペース賃貸
リモート冷蔵庫や、修理部品等のバケツリレー
リモートプリンター 印刷物や写真を配達
鮨屋のネタと弁当ベースで オレ流ちらし寿司
⑥C2Cハブ、C2C貸しショーケース。個人出版、クラフト等。C2Cのレンタル。
⑦電子書籍を買ったらリアル本借りられる。届く、返却。
⑧量を種類に変換する拠点としての各店舗(トッピングや簡単な加工や組み合わせでカスタマイズした製品を届ける)
⑨オモチャの修理や、刃物研ぎ、高級品磨き(得意分野の修理ベテランまで配達)
⑩以上のリアルタイム全体最適配車ロジック
注目のコメント
コンビニのユースケース、立地を踏まえると、バスケット単価も小さい中、配送の人件費を十分カバーできるユニットエコノミクスを作るのは簡単ではないので相応の工夫が必要という印象を持ちました。
例えば、平均単価1,500円、粗利率30%とすると、450円の粗利の中で配送費などカバーし切れるか、チャレンジがあると思います。フードデリバリーの場合は外食の粗利率が70%近いのでだいぶ事情が違います。コンビニのように狭商圏だと引き取りニーズの方が高いのではという点と買い上げ点数の低さでビジネス的に成り立つかという懸念を持ちます。
かつてと違いフランチャイズビジネスでの加盟店の権利が問題視される中で、手間が増えて経済的に成り立ちづらいとなった時に本部の言う事を素直に聞いてくれるかというのもあります。セブン&アイHLDGSのホームページにまで、とくし丸が紹介されるようになった今、立場的にウカツな発言はしにくいのではあるが。https://www.7andi.com/sustainability/theme/theme1/shopping-support.html
10年ほど前に移動スーパーとくし丸を創業する時、周りからは「そんなので採算が合うはずない」とよく言われた。実際、創業から3年間は赤字続きだったし、ボクのお給料もほぼなかった。
が、需要があるところには必ずチャンスがある。
要は、その需要に応えるために、どう工夫を凝らした仕組みに仕上げるかだ。難しいのは分かっている。が、課題は難しければ難しいほど面白いし、先行逃げ切り型のビジネスを創ることができる(だいたいの場合は失敗することが多いんだけど)。
なので、ぜひチャレンジしてもらいたい。とても難しい課題である。でも、多分需要はある。しかも、我々のやっている移動スーパーとの棲み分けも可能だろう。いろんな人が、様々なアイデアで、「そんなことやるかっ」というビジネスを創り出せばいい。それが世の中を面白くさせる。
でも、ビジネスには必ず「功罪」がある。功を最大限に、罪を最小限にしながら、新しいビジネスを創り出して欲しい。