[サウサンプトン(英国) 22日 ロイター] - サッカーのイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)のオーレ・グンナー・スールシャール監督は22日、審判がファウルに対して寛大な態度を取り続ければ、プレミアリーグはサッカーではなくラグビーのようになってしまうと語った。

この日、敵地でサウサンプトンと対戦したマンUは、前半30分にフレッジのオウンゴールで先制点を許した。スールシャール監督は、直前のプレーでブルーノ・フェルナンデスがフレッジのクリアボールを受けた際、サウサンプトンのジャック・スティーブンスに倒されたとファウルを主張。しかし、認められなかった。

スールシャール監督は、1─1で引き分けた試合後の記者会見で、問題のシーンについて「あれはファウルだ。彼(スティーブンス)は真っすぐブルーノに向かい、腕と腰をかけた。極端にラグビーのようになってはいけない。私はより寛大なやり方が好きだし、その方が男子サッカー的だと思うが、それでもあれはファウル」と述べた。

マンUのメイソン・グリーンウッドも「私はファウルだと思ったが、結局はレフェリーの判断なので、それにこだわることはできない」とコメント。「試合の流れをキープするためにより多くのチャレンジを容認しようとしているのは理解できるし、良い考えだとも思う。しかし、ファウルであることには変わりない」と続けた。

プレミアリーグ審判長のマイク・ライリー氏は今月初め、「プレミアリーグの試合が流れるようにするため」とし、リーグの審判らに今季はファウルの判定基準を高くするよう奨励していた。