トレーサビリティーを使ってカーボンアカウンティングしよう!
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LCAの算定は計算するのは簡単ですが、データの収集とメンテナンスの手間が肝だと思ってます。極論、排出係数✕活動量で計算し尽くせば良いだけですが、各国・地域毎の排出係数の妥当性や各企業内での活動量の測定、そして調達するモノやサービスに含まれるCO2排出量の把握をどうするか。
簡易なカーボンアカウンティングは環境省が公開しているExcelを使えば可能で、このExcelロジックをAPI化したと思われるA.L.I.社のソフトウェア等が有ります。
(参考)法人のCO2排出量を見える化 A.L.I.が新ソフト
https://newspicks.com/news/5721556
つまり、合意された根拠のあるデータを維持管理する外部コストがLCA算出にはかかります。また他社や他の製品、または自社の過去の製品とイコールフッティングで比較するための標準化も本来求められます。
この分野はHowも大事ですが、基盤となるデータ整備と標準化が先ずもって必要です。ISO14000シリーズはグリーン調達のような総務の仕事のように思いがちですが、ライフサイクルアセスメントの規格もISO14040~14049で規定されてます。
(参考)ISO14000シリーズとLCAとの関係は?
https://www.nmri.go.jp/oldpages/env/lca/LCA/iso.html
そしてTCFDのようにお金に紐付く形でリスクや金額換算もされているので、一体何の為にアセスメントをするのかを組織内で共有することも大事ですね。>建設、自動車、食品、ファッション、日用品業界において、温室効果ガスの8割以上はScope3から排出されているとのデータもあります。
→Scope1-3は企業活動の中の区分であり、製品に使いません。
ちなみに自動車は使用段階が圧倒的です。
ファッション・日用品の多くは使用段階でGHGを排出しないので、多くが製造段階でしょう。
>現時点で想定されているオペレーションは、一言でいうと”エクセル”による積み上げ方式です(もしくは推定)。
→本当にそうでしょうか。積み上げ方式は測定などのコストを考えると費用対効果が合わないことはほとんどではないでしょうか。
>温室効果ガスの排出量そのものや、その起源となる材料や活動量に関するデータを共有するツールとして使えます。
→複数の事業者が合意する想定かもしれませんが、他社の技術的なデータに対して成否の判定はできませんので、意味のあるコンセンサスはできないと思います。
情報共有ツールとしては確かに向いていると思います。