産経新聞の記事に登場する社長の「首相は中小企業の厳しさが分かっているのかな」という一言が全てだと思う。残念ながら首相を含め自民党は元官僚やエリート、世襲の議員が多いわけで、こうした厳しさは伝わっていない。対する野党は中小企業ではなく大企業の労組が支持母体で、最近は高齢者も支持層に取り込んでいる。与党も野党も残念ながら中小企業の厳しさは知らない。緊急事態宣言やロックダウンと軽々しく言うけど、昨年から社会保険料の猶予や金融機関の借り入れ、猶予や債務の支払いの見通しだけではなく、度重なる緊急事態宣言で将来の見通しも立たない、この「厳しさ」は全く届いていない。
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