[ワシントン 19日 ロイター] - 米国務省は19日、イスラム主義組織タリバンが全権を掌握したアフガニスタンからの退避支援に向け、首都カブールやカタール、クウェートなどの領事館の職員を大幅に増やすと発表した。

プライス報道官は、約6000人が現在カブールの空港で退避手続きを完了し飛行機への搭乗を待っていると指摘。カブールの領事館の職員数を2倍に増やすほか、カタールとクウェートなどの領事館にも職員を派遣するとした。

また退避可能な人数を一晩で「大幅に拡大」し、19日夜には約20機がカブールを発つとした。

一方、米国防総省は武装した米軍戦闘機が退避の安全を確保するためにカブール上空を飛行していると発表した。タリバンからの敵対的な反応や退避を妨害するような試みはないという。