[18日 ロイター] - 自動車レースF1の日本グランプリ(GP)主催者は18日、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みた日本政府の決定によるものとして、2年連続となる開催中止を発表した。

F1は声明の中で「日本のプロモーターおよび当局との継続的な協議の結果、日本におけるパンデミックの複雑な状況を考慮して、日本政府により今シーズンのレースを中止することが決定された」と述べた。

鈴鹿サーキットのオーナーであり、レースのタイトルスポンサーでもあるホンダは、今シーズン限りでエンジンメーカーとしてF1から撤退する。レッドブル・ホンダとアルファタウリ・ホンダの両チームにパワーユニットを提供し、アルファタウリからは7年ぶりの日本人ドライバー角田裕毅が参戦している

現在、F1は厳しい健康管理の下で運営されており、チームはバブル環境の中で、すべての関係者とメディアに対して新型コロナウイルスの検査が頻繁に行われている。

日本では先月から今月にかけ、東京五輪が大多数の会場で無観客で開催され、24日から9月5日まで予定されているパラリンピック大会も無観客で開催される予定。日本GPは10月8日から10日の週末に三重県の鈴鹿サーキットで開催される予定だった。