プロダクトアウトの罠にハマった「象印」のリカバリー戦略
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注目のコメント
良いものを作れば売れる、はある意味真理だと思う。
ただ、この「良いもの」が作り手にとってのそれでなく、消費者にとっての「良いもの」でなければならない。
「良いものを作れば売れる」は、マーケットインにも通ずるってことだ。プロダクトアウトなのか、カスタマーインなのか、これまでもよく議論されてきたことですが、今後はその二元論を超えていく必要があるのではないかと思います。プロダクトアウトだと独善的になってしまう、カスタマーインだと顧客の想像を超える驚きのある製品はできない、というのは双方の言い分です。顧客や社会との対話が血肉となった開発者が未来を見据えて熱量をこめた製品がストーリーとして顧客に知覚され、両者が共感でつながることが一つのモデルではないかと思います。さらに言えば、企業と顧客は製品を提供し一方的に受容するという関係から、価値を共創する関係になっていくとも言えます。既に象印でもそうしたモデルの片鱗が見えてきているのかも知れません。
成功事例を出してしまうと、それにしがみついてしまいがち。
自分にも言えるなあと、拝読しました。
プロダクトアウトと言えば、私は任天堂やアップルを思い出します。
これらの企業はお客様の声を聞かないのではなく、お客様のことを考え調べ抜いた上で、顧客が気づかないニーズを製品にしています。
つまり、プロダクトアウトはお客様のことを考えない、というわけではないんですよね。
むしろ、顧客のこと(ニーズではなくライフスタイル・思考など)を知り尽くしている。
今回の記事では、途中で30代夫婦の声を拾えたことで成功につながったと書いてありました。
顧客の声について良い取捨選択ができたのだと感じます。
ちなみに我が家も、炊飯ジャーはデザインも重視して選んでいます。
以前のものが壊れてしまっても買い替えなかったのは好きなデザインがなかったからで、今はスタンを使っています。
使い勝手も良くてお気に入り。素敵な商品をありがとうございます!