How a collapsed pool deck could have caused a Florida condo building to fall
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Floridaのビル崩壊、コンクリート内の鉄筋量が少なかったとか、改修工事の最中で損傷を与えていたとか、諸説あったけど「デッキにあるプールの排水・防水が取れておらず、床スラブの鉄筋コンクリートが損傷していた」というかなり有力な見解。
写真の全体をよく見ると、崩壊部は地下に駐車場階を持っていて、その先にはプール。記事によるとデッキのコンクリートは過去4回ほどヤシの木やプランタなど、外溝に伴うリノベをおこなっていたようです。
4年前のEngineer Reportでは一応項目が上がっていたとのこと。指数関数的に劣化が進行し、パンチングシェア破壊のようにスラブが突き抜けたんだろうなあ...
この地域はただでさえ海岸までの距離が近いことから40年周期で定期点検・再認定取得が義務付けられているみたいだけど、この事故を契機にさらに厳重化されるようです。
とはいっても日本では、鉄道建築は2年に一回、道路橋梁は5年に一回の頻度で少なくとも点検を入れているので、このFloridaエリアの"40年"がそもそも適正かどうか定かではなかった気もする。
シェルターである建築が人の命を奪う事故は過去何回もあったけど、「管理」が起因の事故は期せずして起こりやすいから人命被害も大きくなりやすい。
食べる前に果物が腐っていないか確認したり、運動前に熱を測って異常がないか確認したりするくらいまで、検査・管理のハードルが下がることが、善良な建築を増やすか保つ手段なんだろうな。
参考1 : プールデッキの写真、イメージ、ビデオなど
https://www.washingtonpost.com/investigations/interactive/2021/building-experts-miami-condo-collapse/
参考2 : エンジニアの警告
https://www.washingtonpost.com/national/champlain-towers-south-surfside/2021/06/26/a509519a-d5de-11eb-a53a-3b5450fdca7a_story.html