「魔法の空気ばね」なぜ高級車で採用増? エアサスの進化と実情 - 自動車情報誌「ベストカー」
コメント
注目のコメント
なんというか、素人のイメージだけで語っている記事の様に見えます。
まず金属バネとエアバネを比べて、エアバネの方が乗り心地が良いと言うのは無い。
エアバネでも空気圧高めれば硬くできるし、金属バネも柔らかくすれば良い。硬い柔らかいは金属かエアかではない。
単にクルマの要件に合わせてチューニングしてると言うだけ。
あと、エアバネは硬い柔らかいが自由自在な雰囲気があるが、そんなことも無い。
硬くするならプリロードを強くする必要があり、ストローク制限を行った上で空気圧を高めれば硬くなる。
しかし、エアバネ装着車は車高調整機能を持っており、空気量によって車高を変えている。
エアバネの硬い柔らかいは内圧に依存するが、内圧を上げる為に空気を沢山送っても、ストローク制限されてなければ車高が上がるだけで内圧は変化しなかったりする。
メルセデスやBMWのワゴンボディ後輪に採用されているエアバネは車高調整用であり、基本的に硬さを変えるためのものでは無い。
あくまでできるのは、車高調整。
車体のロール剛性を上げる為にコーナリング中外側に空気をたくさん送る事はやるが、外側が沈まない様に車高を上げて、フラットにしているだけ。必ずしもバネ定数(硬さ)を変えてる訳では無い。
(正確には荷重が掛かった分だけ硬くはなるが)
金属バネとエアバネの基本的な違いは2点。
1つはエアバネは断熱圧縮されると、内圧が上がる。つまり、ストロークするにつれて硬くなる、バネ定数が上がりプログレッシブなバネ特性になる。
金属バネは通常ストロークに関わらずバネ定数は一定。
もう1つは固有振動数。
金属バネは固有振動数を持ち、その速さを超えると硬くなる特性がある。簡単に言えば縮む速度が速くなると硬くなる。
エアバネは固有振動数を持たない為、硬さは速度に依存しない。
因みに信頼性の話をすると、
通常の使用で金属バネが破断したり柔らかくなる可能性はまず無い。クルマの生涯に渡って使い続けられる。
エアバネの場合、空気を入れるベローズ(風船)はゴム製であり、コレに穴が開けば車高維持できず自走不能となる。
同様に空気を送るコンプレッサーが故障したら、自走不能。
信頼性で言えば金属バネと比較にならないほどエアバネは低い。