GM、電気自動車バッテリーに使用するリチウムを米国内で調達へ
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レアメタルの獲得競争は既に始まってましたが、LCAの観点から自国内における資源獲得が更に加速している状況。
米国内の鉱山開発の問題は「レアメタル地政学」でも明らかになってますが、欧州は更に問題が大きいかもしれません。フランスの鉱山開発再開がどうなるか、またEU全体ではフィンランドが中心になりつつ有ります。
そしてレアメタルは民間企業による相対取引が中心なので、以前ほどは市場価格は急騰していないように映ります。
（参考）
https://newspicks.com/news/6092444
またテスラはLFP、CATLはNIB（SIB）を打ち出したように、レアメタルに頼らないバッテリーへのシフトも進みつつ有ります。GMからは非レアメタルへの取り組みはUltium Cellsのコバルトレスくらいしか発表されてませんが、恐らくLFPの調達も考えているでしょう。リチウム採掘レベルまで遡るとEVのCO2排出量も多くなりますよね。
LCAでどこまで正確に計算されているか不明ですが、かなりの距離を自然エネルギーで走らないと、環境に優しくはならないでしょう。リチウムは採掘か海水から採取できますが、いずれもコスト、廃棄物、環境問題などにぶつかります。中国がリチウムを大量に精製してるのは、大量廃棄を抱えてるからなのですが、GMは、目処が立ったのでしょうか。
地熱を使って塩水からリチウムを抽出するようですが、果たしてうまくいくのでしょうか。
