2021/8/12

【実例】コンサルがガチでタワマンを管理してみた

NewsPicks編集部 記者
数十年後の未来は廃墟か、それとも資産価値を維持したヴィンテージ・タワマンか──。
国土交通省によると、マンションに使用する鉄筋コンクリート部材は50年以上持つという。ただし、建物の価値を長期的に保ち、マンションに「天寿」を全うしてもらうには、外壁補修や配管工事など定期的な修繕が欠かせない。
この建物の維持管理を行う要(かなめ)となるのが、マンションの管理組合だ。
ただし、複数の世帯が所有権を持つマンションの組合運営は容易ではなく、特に世帯数が多いタワマンは、所有者の合意形成が難しいと言われる。
また、タワマンは建物の構造上、中低層マンションよりも修繕費用が高額になりがちという問題もある。
この課題を解決できるのは、実はゼネコンでもデベロッパーでもない。実際にマンションに住んだり投資する所有者自身だ。
長期的に投資したい人、住みたい人はどう管理組合と向き合えば良いのか。管理の課題、そしてその課題に取り組むマンションの事例を紹介する。