[フランクフルト 10日 ロイター] - 再保険大手の独ミュンヘン再保険は10日、今年の利益目標は達成可能との見通しを示した。総保険料収入の見通しを引き上げる一方で、新型コロナウイルス関連の損失は当初の予想を上回るとした。

同日発表した第2・四半期決算は利益が11億0600万ユーロ(13億ドル)となり、新型コロナによる打撃を受けた前年同期から91%増加した。先月発表した速報値と一致した。

今年のコロナ関連損失について、生保・再保険事業では2億ユーロ前後から4億ユーロへ、再保険全体では約5億ユーロから7億ユーロ程度へ引き上げた。

ドイツで発生した洪水による影響は数億ユーロになるとの見通しを示した。

通年の総保険料収入は580億ユーロとこれまでの予想を10億ユーロ以上上方修正した。利益は28億ユーロを見込んでいる。