(ブルームバーグ): 中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)は、中国当局がテクノロジー企業に対する締め付けを強化する中でも株式上場計画を復活させ、来年の早い時期までの香港上場を目指している。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。

同紙は計画に詳しい3人の関係者を引用し、上場は10-12月(第4四半期)か来年の早い時期になる可能性があると伝えた。関係者の氏名は明らかにしていない。

FTによれば、同社は中国規制当局から指摘されたデータセキュリティー上の懸念への対応に取り組んでいる。関係者の1人によると、現在は審査の過程にあり、中国当局に書類を提出した。バイトダンスからの最終ガイダンスは9月までにまとめられる見込みという。

バイトダンスの広報担当者はブルームバーグ・ニュースの取材に対し、FTの報道は不正確だと述べたが、詳細には言及しなかった。

原題:ByteDance Eyes H.K. IPO Amid China Tech Crackdown, FT Says (2)(抜粋)

(バイトダンスのコメントなどを追加して更新します)

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