【のらえもん】賢い「タワマン」の買い方を、教えよう
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NewsPicksのみなさまお世話になっております、元2chラーで生粋の匿名Twitter民、のらえもんです。
コロナで地方や郊外移住だ!疎だ!と言われていた皆様、いまも本当に地方移住や二拠点生活送られていますか?95%の人が移住を見送ってますよね。コロナ後に東京の人口はわずかですが減少し始めましたが、これは勤労者報酬に比べて東京の住宅価格が高すぎて近県に脱出する動きではないかなと思っています。しかし、膨大な人口から比べるとわずかであり、現時点で地価にはあまり影響しないでしょう。
人口減少が進む社会になると、むしろ一部に人が集中するというのは歴史が示すところであります。都会の駅前タワマンは究極のコンパクトシティ化であり、面的インフラを維持しなくて良いという点では、必要悪ともいえるでしょう。私はタワマンに長いこと住んでいますが、良くも悪くも特別な住居ではなく、維持費が高い代わりにエントランスや一部装備が豪華な、フツーの家だと思っています。ほとんどの人は自分が住むために買っていますし、勤労者の割合も多いですよ。人は高いところに住むことで、ステータスを上げようとする。山の手というのはその名残り。眺望の良いところを求めてやまない。高度だけでなく、値段も高いところが好まれる。
住民同士がエレベーターに乗った時、上層階のボタンを押す人の顔には優越感が漂っています。下層階のボタンを押す人は、なぜか下をうつむきがち。
ホテルへ泊まるときも、上層階へ泊まりたがる人が多い。同僚と泊まる時、自分より上層階だと羨ましくもある。人の心理は複雑です。タワマンは立地の良さ、値崩れしにくいという資産性の高さ、そして眺望を含めた贅沢さで人気を集めています。従来、住まい選びの決定権は女性が持つと言われてきましたが、取材を通じて、タワマンについては男性側の方が前のめりになって購入を決めているケースが多い印象を受けました。それこそが、タワマンが人気を保ち続けている理由のような気がします。
さてそのタワマンの価格があり得ない水準まで値上がりしています。その右肩上がりの市場の中で、住まいの常識が変わるとともに、さまざまなトラブルが起きていることも見えてきました。
なぜ、こんなにも価格が高いにもかかわらず、タワマンが人気なのか。管理組合の問題や、災害に対する脆弱性にどう向き合うのか。今週は特集を通じてタワマンと住まいの今に迫ります。