米7月雇用94.3万人増、予想上回る 失業率5.4%に改善 賃金も上昇
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バイデン大統領は「就任以来400万を超える雇用の創出は歴史的なことであり、われわれの経済プランが効果を発揮していることの証しだ」とツイッターに投稿。バイデン大統領が就任したのが2021年1月。まだ7カ月しかたっていないのに、もうずいぶん昔のことのように思えます。
この堅調な雇用統計や失業率の改善をみると、テーパリングの開始時期は今年中になるかもしれません。ただ、雇用統計などに教育関連の歪みがあるとのこと。労働参加率だけが冴えなかったが、それ以外は文句のつけようがない雇用統計となった。非農業部門の雇用者数は94.3万人の堅調な回復、ただし娯楽・ホスピタリティが38万人、政府関係が24万人なので雇用の伸びの3分の2はこの分野んに偏っている。これらは、当然デルタ株の影響を受けるだろう。平均時給は2カ月連続で0.4%上昇した。特に流通分野では0.9%という高い伸び。25歳から54歳の子育ての影響を受ける女性の労働参加率は75.5%まで改善した。
雇用統計の2日前に公表されたADP雇用報告が、予想の半分程度の失望の内容であったことから、この強い雇用統計を受けて、米金利は一時1.3%台まで金利が上昇した。2日前は1.13%まで低下していたから、今週は久しぶりに金利が大きく上昇した週となった。