韓国のネット専業銀行カカオバンク、上場初日に一時74%上昇
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韓国のコミュニケーションツール「カカオトーク」などを手掛けるカカオ関連企業からネット専業銀行が上場。
昨年の9月には同グループからカカオゲームズが上場、その他デジタル漫画を手掛ける会社やタクシーの配車サービスを手掛ける会社も上場準備に入っているとのこと。
先般、メルペイが少額の個人ローンサービスを開始したとありましたが、コミュニケーションや商いの「場」を持っているプレイヤーはやはり強いなと思います。金融だけに限らず、ゲームや動画などのエンタメや生活サービスを展開することも容易で、かつそのようなサービスの付加によって更にその「場」自体の価値を高めることができます。
今に始まった話ではありませんが、こういった金融機関や金融サービスがより増えてくれば、リアルな店舗を持つ金融機関はよりその存在意義を明確にせざるを得ないでしょう。既存の金融機関が大きく淘汰されるとは思いませんが、自組織を見直す良い契機とすべきだと考えます。韓国社会ではインターネット利用が浸透していること、カカオトークを愛用している韓国民が多いこと、韓国初の上場インターネット専業銀行であることの3つの好条件が重なって取引初日の株価が急上昇した。
社名に入っているとおり、カカオトークでおなじみのカカオ関連企業なんですね。また、グループでは他の企業も続々と上場を控えているようですね。
「昨年末現在の筆頭株主はカカオで、持分率は31.78%だ。 2大株主は、韓国投資証券の子会社である韓国投資バリュー資産運用(27.1%)だ。韓国金融持株は韓国投資バリュー資産運用の持分の他にも自主的に4.67%の持分を持っている。このほか、国民(クンミン)銀行(9.35%)、TPG(2.6%)、アンカーエクォティ(2.6%)などが投資家として参加している。 」
https://www.kedglobal.com/newsView/ked202104150009?lang=jp
「カカオのグループ企業からは、昨年9月にカカオゲームズが上場し、約3億2000万ドルを調達していた。さらに、フィンテック部門のカカオペイや、デジタル漫画を手がけるカカオエンターテイメント、配車サービスのカカオタクシーも上場の準備を進めていると報じられている。」
https://forbesjapan.com/articles/detail/42134