[フランクフルト 5日 ロイター] - ドイツのバイエルは5日、製薬事業の強化に向け、米バイオ薬企業ビビディオン・セラピューティクスを最大20億ドルで買収すると発表した。バイエルは、処方箋薬の販売回復を受け、2021年の業績見通しを引き上げた。

今年の売上高は430億ユーロ(509億ドル)、中核利益に相当する特別項目計上前の利払い・税・償却前利益(EBITDA)を106億─109億ユーロと予想した。従来予想は売上高が410億ユーロ、中核利益が105億─108億ユーロだった。

予想引き上げは、製薬部門の好調が一因。第2・四半期の製薬部門は16.2%の増収だった。ビビディオンの買収が、さらに寄与すると見込む。

バウマン最高経営責任者(CEO)は声明で「ビビディオンの特殊な技術や専門知識が医薬品開発能力を大いに高める」と述べた。

第2・四半期のグループ全体のEBITDA(特別項目計上前)は10.6%減の25億8000万ユーロ、売上高は12.9%増の108億5000万ユーロだった。

同社がまとめたアナリストの平均予想は、EBITDA(特別項目計上前)が27億9000万ユーロ、売上高は101億6000万ユーロだった。

バイエルは先週、発がん性を指摘された除草剤の訴訟について、追加で45億ドルの引当金を計上すると表明。引当金は総額161億ドルとなった。