[ブリュッセル 3日 ロイター] - 感染力の強い新型コロナウイルス変異株「デルタ」に対処するため、世界保健機関(WHO)が115億ドルの緊急資金支援を求めていることが、ロイターが入手した報告書の草案で分かった。

草案では、WHOが主導する新型コロナの検査や診断、ワクチンの強化に向けた国際的枠組み「ACTアクセラレーター」の結果と資金面での必要性について示されており、内容が修正される可能性はあるものの、週内に発表されるという。

それによると、ACTアクセラレーターではこれまでの資金調達額とほぼ同額の168億ドルが不足しており、そのうち緊急を要するものは77億ドル。これに加え、新型コロナワクチン7億6000万回分の購入に向け38億ドルが追加で緊急的に必要とした。