[東京 3日 ロイター] - 東京五輪は3日、レスリング女子フリースタイル68キロ級3位決定戦を行い、土性沙羅(どしょう・さら)がアラ・チェルカソワ(ウクライナ)にフォール負けした。リオデジャネイロ五輪での金に続くメダルとはならなかった。

土性は試合後、「最後だったので、思い切って攻めに行って銅メダル取るつもりだった。こういう結果になって、最後まで6分間闘いきれなかったのが悔しい。試合内容もよくなかったが、ここまでよくやってこれたなと、本当に回りの支えて下さった方に本当に心から感謝したい」と語った。

2連覇が期待された土性は今大会、1回戦でタミラマリアナ・ストックメンサ(米国)に敗れた。敗者復活戦で中国の周風に勝ち、3位決定戦に進出していた。

土性は三重県出身の26歳。小学校、中学校、高校、ジュニア、シニアと多くの大会で優勝。リオで金メダルを獲得した後、2017年の世界選手権でも優勝。18年に肩の手術をしたが、復活した。父・則之さんは高校時代に国体出場の実績を持つレスリング選手。