[上海 30日 ロイター] - 米金融大手シティグループは30日、中国でオンショアファンドの証券保管業務などを行うカストディアンとして中国証券監督管理委員会(CSRC)に承認されたと発表した。

シティバンク(中国)は同国でのグローバル・カストディアンの第一号として、19兆ドル規模の資産運用業界に進出する。

米国との緊張が高まる中でも、中国は資本市場の開放を加速させている。

30日には独アリアンツも、中国子会社が同国で初めて完全外資の保険資産運用会社として承認された。

上海の金融街は28日、2025年までに世界的な資産運用センターとなることを目指し、国境を越えた資産運用に関する計画の策定を検討していると明らかにした。

シティの中国事業責任者は、同行の国境を越えたサービスにおける強みを生かし、中国市場にベストプラクティスを提供していく考えを示した。

シティは中国で国境を越えた証券取引業務を20年以上手掛けており、同国での投資銀行業務の拡大を計画している。