[東京 1日 ロイター] - 国際テニス連盟(ITF)は1日、2024年パリ五輪以降の大会において、選手の休息時間を確保し、夏の暑さに対処するために五輪の競技日程を9日間から11日間に拡大したい意向を示した。

先週、東京五輪で行われたテニス競技では選手たちが気候の厳しさに不満を漏らし、主催者は大会中に試合開始時間を夕方以降に変更。男子の世界ランキング2位、ダニル・メドベージェフ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)は暑さで選手が「死ぬかもしれない」と危険性を訴えていた。

こういった状況を受け、ITFのデビッド・ハガティ会長は1日、記者団に「本当に必要なのは11日間であり、選手のより長い休養だ。他の関係者とも話をして、一緒に進めていく必要がある。選手の声、彼らが競技に参加したいと思う気持ち、それが原動力になると思う」と語った。