アーチェリー、古川高晴が銅メダル
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古川選手、銅メダル本当におめでとうございます!!
優勝候補の韓国キム・ウージン選手、アメリカのブレイディ・エリソン選手がメダル圏外の位置で敗退し、一気に勝負の行方がわからなくなった今日のファイナルラウンド。誰が勝ってもおかしくないほど、実力差のない混戦の中、世界ランク4位、トルコの22歳のメテ・ガゾス選手が金メダル(TOKYO2020ではトルコとして初の金メダル!)、世界ランク7位、33歳でオリンピック4大会連続出場イタリアのネスポリ選手が銀メダルをとりました。ネスポリ選手は個人では初のメダルです!
古川選手は5大会連続オリンピック出場で、今大会ランキングラウンドでは上位に入れず、厳しいスタートとなっていましたが、男子団体戦までに少しずつ修正をし、銅メダルをとるところまで調子を上げ、個人戦でロンドン銀メダリスト本来の力を発揮してくれました!!
トーナメントになった時の勝負強さには定評のある古川選手ですが、今日は、自分のリズムを崩すことなく、セットアップからリリースまで、とても良い流れをキープしていました。本当に素晴らしかったです!
ランキングラウンドでは72射の合計で競うので一番真ん中に当たった人が勝ちなのですが、団体戦、個人戦でトーナメントマッチになるとセットポイント制となるので、必ずしも積み上げてきた点数が高いだけでは勝負は決まりません。その勝負の中で、風を読み、練習通りの美しいショットをし、ミスをカバーし、気持ちを整え、相手を上回る得点をいかにしてとるか。
今回のオリンピックでは、その勝負ごとの魅力をたっぷり感じられた大会になったと思います。(団体戦で銅メダルをかけたシュートオフの最後の一射はシビれました!!)アスリートの皆さん、この蒸し暑い厳しいコンディションの中、素晴らしいパフォーマンスで、本当にお疲れ様でした。
オリンピックのアーチェリー競技はこれでフィナーレとなりますが、パラリンピックアーチェリーでは、車椅子アーチェリーのみならず、立位やスツール(背もたれ無しの椅子)の、個性豊かで素晴らしいショットをするアスリートが多数出場します。コロナが少しでも落ち着いて、世界中のパラリンピアンの皆さんが無事、最高のパフォーマンスを発揮できることを願っています。