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立憲民主党と袂を分かってから玉木さんもちっとはまともなことを言うようになったと思っていたのですが。この「日和見」はいただけません。

先頃鬼籍に入られた立花隆さん。代表作の「日本共産党の研究」で重要な指摘をしました。「日本共産党は暴力革命は否定したが民衆蔑視のエリート主義的プロレタリア独裁思想は否定しておらず民主集中制は捨てていない」と。玉木発言はこれを想起させますね。

「民主集中制」とは「三権を共産党の指導下(支配下)に置く」という政体です。国家権力が一政党に従属する。政治学では「ファシズム」と定義します。ナチスドイツも旧ソ連も中国もベトナムも北朝鮮もそうです。誤解がありますが大日本帝国は軍国主義だったかもしれませんがファシズムではない。ファシズムの中国共産党が対日戦勝利(してないけど)を「対ファシズム戦の勝利」というのは爆笑ものです。

志位さんが何と言おうが日本共産党が「民主集中制による一党支配の政体」を目指すのであればそれは「ファシズム」→「全体主義」です。

しかし日本国憲法のもとでは民主集中制は認められません(そもそも予定していない)。ではそれを覆すのは何か。現行の憲法秩序が予定していない政体変更。それを政治学では「革命」といいます。

しかし日本共産党は「暴力革命」は否定しました。「議会制民主主義での選挙による政権奪取」をしてその後のことは「憲法秩序の変更も含めて民意で決めましょう(いずれ変えてやるもんね)」と党綱領に書いています。憲法第一条に規定する天皇の地位すらもそうだと。いわば「目くらましソフト革命路線」というわけです。わざと曖昧にしている。そこを立花隆さんは突いた。「オマエら騙す気満々じゃね?」と。

旧ソ連でも論争は激しいものでしたが明らかになったことはプロレタリア独裁→民主集中制がいわば「共産党の理論的支柱」ということ。これを否定すれば共産主義の前段階と位置づけられる社会主義を否定することになります。

さすがに日本共産党もこの立場を完全に捨てて党綱領もばっさりと変えて日本国憲法の予定する議会制民主主義下での社会民主政党へと変身するのは難しいでしょう。日本の政体を定める一丁目一番地の日本国憲法第一条。それは「天皇の地位」なんですよ?

玉木さんが仕掛けた論争がとことん発展すれば面白かったのに。そうわたしは思いますけど。