[28日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は28日、ワイオミング州ジャクソンホールで8月26─28日に開かれる年次経済シンポジウムに向け、講演原稿を執筆中と明らかにした。ただし、内容については明言を避けた。

パウエル議長はFOMC後の会見で「ジャクソンホール会議について私が言えることは何もない。講演は行うつもりだが、中身については現時点で言いたくない」と応じた。

市場では、ジャクソンホール会議の場でテーパリング(量的緩和の縮小)に関する詳細が発表されるとの観測もくすぶる。パウエル議長はこの日、テーパリングの時期やペース、配分を巡って初めて突っ込んだ議論を行ったものの、「時期に関しては何一つ決定していない」と述べた。