[28日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーは28日、独ビオンテックと開発した新型コロナウイルスワクチンの2021年売上高見通しを約29%引き上げ、335億ドルとした。

今回の上方修正は、これまでに締結した21億回分のワクチン供給契約に基づく。今後、追加契約が締結されれば、売上高見通しは再度引き上げられる可能性がある。

米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は先週、新型コロナワクチンの21年売上高を25億ドル規模と予想。モデルナはこれまでに192億ドルとの見通しを示している。

ファイザーはさらに、通年の調整後利益見通しを1株当たり3.95─4.05ドルとし、従来の3.55─3.65ドルから上方修正した。

また、将来的にブースター接種(追加接種)が必要となる可能性が高いとの認識を改めて示し、早ければ8月にもブースター接種の緊急使用許可を当局に申請する可能性があると明らかにした。