[ニューデリー 28日 ロイター] - インドを訪問中のブリンケン米国務長官が28日、ニューデリーでチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の代理人と会談した。国務省報道官が明らかにした。中国の反発を招く可能性がある。

報道官によると、同国務長官はチベット亡命政府(CTA)の代表を務めるドンチュン・ンゴドゥップ氏と短時間会談した。

ダライ・ラマ14世は1959年、中国政府の弾圧を逃れてインドに亡命。インド北部に亡命政府を樹立した。

ブリンケン氏とンゴドゥップ氏との会談は、ダライ・ラマ14世が2016年にワシントンでオバマ大統領(当時)と会談して以来、チベット指導部との最も重要な接触となる。

中国外務省からのコメントは得られていない。