(ブルームバーグ): 三井住友フィナンシャルグループは28日、傘下のSMBC日興証券と共同で中国での証券会社設立に向け、当局に認可を申請したと発表した。早ければ2022年夏から秋にかけての開業を目指す。

発表資料によると、申請は27日付。SMBC日興広報担当の正木孝枝氏によると、当初は中国国内の機関投資家、政府機関や優良企業などに向けた事業を展開することを想定している。その後はクロスボーダーでの証券事業に拡大したいという。合弁ではなく、独資での進出となる予定。

中国での証券ビジネスを巡っては、野村ホールディングスや大和証券グループ本社が現地企業との合弁で認可を取得しており、三井住友FGの認可が下りれば国内大手証券で3社目となる。

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