[北京 23日 ロイター] - 中国・上海環境能源交易所が23日公表した統計によると、先週16日から全国規模で開始された温室効果ガス排出量取引制度(ETS)の今週の取引量は、1日当たりで開始当初の水準の4%未満に減少した。一方で価格は上昇した。

中国のETSは取引量で世界最大。全国2000カ所超の発電所をカバーしている。初日の二酸化炭素(CO2)取引量は410万トン(2億1000万元相当)だった。

だが、19─23日の取引量は計72万9000トンにとどまった。1日の平均取引量は約14万5800トンとなる。

一方、23日のスポット取引終値は1トン=56.97元(8.80ドル)と、1週間前から11.2%上昇した。