[東京 24日 ロイター] - 柔道男子60キロ級の高藤直寿は24日、東京五輪の決勝で台湾の楊勇緯を下し、主催国の日本に初の金メダルをもたらした。

高藤は試合直後のインタビューで「豪快に勝つことができなかったが、これが僕の柔道。もっと金メダリストとして自分を磨いていきたい」と語った。

4分間で勝負がつかなかった決勝戦は延長に入り、楊が7分40秒に3つ目の指導を受けたところで決着した。高藤はカザフスタンのエルドス・スメトフと対戦した準決勝でも、11分を超える長い試合を戦っていた。

高藤は栃木県出身の28歳。世界選手権を3回制し、2016年のリオデジャネイロ五輪では銅メダルを獲得した。

高藤は「今までみんなに支えてもらってこの結果があると思う」と語った。