[東京 23日 ロイター] - 柔道のアルジェリア代表、フェティ・ヌーリン(30)が23日、抽選により決まった組み合わせでイスラエル人選手と対戦する可能性が出たことから、大会を棄権した。

ヌーリンは1回戦でモハメド・アブダルラスール(スーダン)と対戦するが、勝ち上がった場合、2回戦が初戦となるトハー・ブトブル(イスラエル)と対戦することになる。

ヌーリンは22日にアルジェリアのテレビ局に対し、自身が政治的にパレスチナを支持していることから、ブトブルと競技を行うのは不可能とコメント。「五輪に出場するために一生懸命努力してきたので、抽選結果は本当にショック」としつつも、この決断は確定事項と語った。

ヌーリンがイスラエル人選手との対戦を避けるために棄権するのは初めてではない。東京で行われた2019年世界選手権でも同様の理由で棄権していた。