[22日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長は22日、感染力が強い新型コロナウイルスのデルタ変異株が米国内で流行し、感染者が増加しているものの、マスク着用を巡る指針は変更しないと語った。指針変更を検討しているかどうかについてはコメントを避けた。

CDCは5月、新型コロナワクチン接種を完了した人は屋外および屋内の大半の場所でマスクの着用は不要と定めた。

ワレンスキー所長は、米国内で7日平均の新規感染者数が53%増加し、デルタ株が新規感染者全体の80%超を占めたと明らかにした。

米ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策調整官を務めるジェフ・ザイエンツ氏によると、フロリダ、テキサス、ミズーリの3州が全米の新規感染者数の40%を占めたという。