2021/7/23

【観戦ガイド】ついに開会式🔥今日の2種目もこう楽しもう

バモー!これが日本人選手のシュートなのか…サッカーの久保建英、すごすぎましたね。
女子ソフトボールも見事なサヨナラ勝ち。サヨナラヒットを打った渥美万奈が「やったー!」と素直に叫んで戻ってきたのが印象的でした。
本日7月23日(金)はスポーツの日。本来なら10月の第二月曜日ですが、今年に限って特別措置として、五輪の開会式当日に移動となりました。
いよいよ開会式です。午後8時から11時30分まで、国立競技場(オリンピックスタジアム)で無観客開催となります。
開会式のコンセプトやクリエイティブチームは先日14日に発表されたばかり。開会式・閉会式ともにショーディレクターを担当していた元ラーメンズ・小林賢太郎が解任されましたが、予定通り実施される見込みです。
ちなみに前回の2016年リオデジャネイロ夏季五輪の開会式は、多民族国家ブラジルの多様性を表現したカラフルな配色とサンバを基調とした楽曲で構成されていました。
リオデジャネイロ五輪の開会式(写真:AFP=時事)
2020年3月12日にギリシャで採火され、20日に宮城県の航空自衛隊松島基地に到着した聖火は、1年以上の時を経ていよいよ聖火台に点火されます。
「誰が点火をするか」は、歴代の五輪においても重要な意味を持ってきました。
例えば前回のリオ五輪は、アテネ五輪(2004年)の男子マラソンで妨害を受けながらも銅メダルを獲得し“悲劇のランナー”と呼ばれた、バンデルレイ・デ・リマが最終点火者でした。
五輪史に残るのがモハメド・アリでしょう。
かつて人種差別に抵抗し、獲得した金メダルを川へ投げ込んだと言われるアリは、1996年のアトランタ五輪開会式に登場。パーキンソン病で震える手で点火した様子が大きな話題となりました。
アトランタ五輪の最終点火を担ったモハメド・アリ(写真:ZUMA Press/アフロ)
果たして今大会の最終点火者はだれか。そこに込められるメッセージは。
後世に語り継がれるであろうコロナ下の開会式。すでに数多くの問題が指摘される東京五輪を、明るく彩ってほしいですね。

📊前日の結果

  • 女子ソフトボール(予選リーグ)
    🇯🇵日本3-2🇲🇽メキシコ
  • 男子サッカー(予選リーグ)
    🇯🇵日本1-0🇿🇦南アフリカ

🗓今日の競技

  • ボート(男子シングルスカル)
    午前08:30~🇯🇵荒川龍太
  • アーチェリー(個人・団体ランキングラウンド)
    午前09:00~女子🇯🇵早川漣、中村美樹、山内梓
    午後01:00~男子🇯🇵武藤弘樹、古川高晴、河田悠希
    午後01:00~混合🇯🇵山内梓、中村美樹、早川漣、河田悠希、古川高晴、武藤弘樹

注目競技①ボート

東京湾に新しく整備された「海の森水上競技場」で開催されるボートは、水上の直線コース2000mの順位を競うというもの。
漕ぎ手一人に対してオールを1本持つ「スウィープ種目」と、2本持つ「スカル種目」で大別されます。
  • スウィープ:2人(ペア)、4人(フォア)、8人(エイト)の3種目
  • スカル:1人(シングル)、2人(ダブル)、4人(クオドルプル)の3種目に、体重制限のある軽量級ダブルスカルが加わります
それぞれ男女別になっており、合計14種目。本日は男子シングルスカルがスタートし、日本からは荒川龍太(あらかわ・りゅうた)が出場します。
ちなみに日本勢の過去最高記録は、アテネ五輪における男子軽量級ダブルスカル6位。悲願のメダルは、女子軽量級ダブルスカル(7月24日スタート)で出場予定の冨田千愛(とみた・ちあき)・大石綾美(おおいし・あやみ)ペアが有力です。
ボートの冨田千愛・大石綾美(写真:時事)
同ペアは、リオ五輪では女子軽量級ダブルスカル12位と苦戦するも、5月に行われた今大会のアジア・オセアニア大陸予選では首位通過を果たしており、期待が高まります。

注目種目②アーチェリー

本日から31日まで開催されるアーチェリー。70m先の的をめがけて弓矢を放ち、最高10点から最低1点(的を外れると0点)で、合計得点を争います。
ちなみに会場の「夢の島公園アーチェリー場」は最終選考会でも利用され、日本勢には馴染みのある場所です。
今日から始まる「ランキングラウンド」と呼ばれる予選では、男女それぞれ64名ずつの選手が1人72射(720点満点)で競い合います。
個人戦は1〜64位、団体は1〜12位、ミックス戦(男女混合団体戦)は1〜16位まで順位を決めます。
個人の場合、そこで決まった順位により、1位対64位、2位対63位‥といった具合に、トーナメントで対戦する相手が決まる仕組みです。
注目選手は早川漣(はやかわ・れん)
早川漣(写真:時事)
アーチェリー強豪国の韓国で生まれ、2009年に日本国籍を取得した早川。2012年のロンドン五輪では女子団体のエースとして活躍し、見事銅メダルを獲得しました。
二度目の五輪で金メダルとなるでしょうか。
(文中敬称略)
*この観戦ガイドは明日以降も毎朝、その日の注目点をお届けしていきます。