活かせ、高齢者の2,000兆円 - NEXT MEDIA "Japan In-depth"
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来年からNISAの枠が拡大されますが、「貯蓄から投資」へと言っても多くの現預金(それも自分の親から相続したものもある)を持っているのは高齢者であり、その高齢者が多くの現預金を使わず死亡し、また子供は高齢になった時にその資産を相続して、それも使わないまま死んでいく。
これが日本の家計が異様に現預金が多く、貯蓄から投資にお金が回らない原因だと思います。とはいえ、将来いつまで生きるのか分からない高齢者が、老後の資金として現預金を持っていたい気持ちもわかりますし、何かのためにとっておくというのは日本人の古くからのマインドです。いくら非課税投資ができるといっても過去相場の歴史を振り返っても絶対損をしない長期投資の期間は20年・30年のスパンです。そのころにはきっと自分は死んでいる。
こういした連鎖で高齢者の現預金がずっとプールされている状況があります。
ならば、たとえば、相続税を安くして、生前贈与で渡したものを株式や消費に使うならば、その分の税金は取らない、などの高齢者の余剰資金を子や孫が積極的に使っていく仕組みを作り、眠っている現預金の有効活用ができればいいのにと思います。