(ブルームバーグ): 米マイクロソフトはセキュリティー対策ソフトウエアメーカーの米リスクアイキューを買収することで合意した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。世界的にサイバー攻撃が増える中でマイクロソフトは製品の幅を広げ顧客保護を向上することを目指している。

買収は未公表だとして匿名で語った同関係者によると、数日中にも合意が発表される見通し。関係者1人の話では、マイクロソフトは今回の買収で現金5億ドル(約550億円)強を支払う。

クラウド向けソフトを手掛けるリスクアイキューは、複雑な企業ネットワーク・設備網のどこでどんな形で攻撃され得るかについて顧客の理解を助ける。同社のウェブサイトによると、フェイスブックやBMW、アメリカン・エキスプレス(アメックス)、米郵政公社などが顧客。

リスクアイキューは2009年創業で、クランチベースによると、サミット・パートナーズやバッテリー・ ベンチャーズなどから8300万ドルを調達している。

マイクロソフトの広報担当者はコメントを控えた。リスクアイキューにコメントを求めたが今のところ返答はない。

原題:Microsoft Is Said to be Buying Cybersecurity Company RiskIQ(抜粋)

©2021 Bloomberg L.P.