[カブール/モスクワ 9日 ロイター] - モスクワを訪問中のアフガニスタンの反政府武装組織タリバンの幹部は9日、アフガニスタンの85%を支配下に置いたと表明した。

駐留米軍の撤退が進む中、タリバンが攻勢を強め、治安関係者や市民が隣国イランやタジキスタンに流入している。

タリバン幹部は記者会見で「イスラム国(IS)がアフガンで活動しないよう、あらゆる措置を講じる。アフガンの85%がわれわれの支配下にあることを国際社会は最近、知っただろう」と述べた。

ロシアメディアによると、会見でタリバン幹部は、アフガン政府と停戦に向けた協議を行っていると明らかにし、カタールの首都ドーハで行われているタリバン幹部とアフガン政府の特使による和平協議がまとまれば攻撃を停止する考えを示した。