[バチカン市 8日 ロイター] - 韓国国家情報院の朴智元(パク・チウォン)院長が、ローマ教皇フランシスコの北朝鮮訪問に向けた可能性を模索していると明らかにした。バチカン(ローマ教皇庁)福音宣教省が管轄するフィデス通信が伝えたもので、実現すればローマ教皇初の訪朝となる。

北朝鮮は、聖職者の常駐赴任を認めておらず、国内のカトリック信者数や信仰実践の状況に関する情報はほとんどない。

フィデス通信によると、朴院長は木浦市で5日行われたミサでこの件を発表。教皇による平壌訪問の可能性について、(韓国カトリック司教会議を率いる)キム・ヒジョン光州大司教および駐韓バチカン大使であるアルフレッド・クゼレブ大司教と協議する予定だと説明した。