[ロンドン 6日 ロイター] - サッカーの欧州選手権は6日、ロンドンのウェンブリー競技場で準決勝の1試合を行い、イタリアがPK戦の末にスペインを退け、決勝に駒を進めた。

前半はスペインが主導権を握ったなか、イタリアは後半15分にカウンターからフェデリコ・キエーザがゴール。同じくウェンブリー競技場で行われたオーストリア戦に続く、キエーザの今大会2得点目でイタリアが先手を取った。

しかし、スペインも同35分、途中出場のアルバロ・モラタがワンツーで抜け出して同点弾。試合はそのまま1─1で後半を終え、延長戦でも決着がつかなかった。

迎えたPK戦、1人目のキッカーはともに決められず2─2で迎えた4巡目でイタリアが成功させたのに対し、スペインはモラタがGKジャンルイジ・ドンナルンマのセーブに阻まれ失敗。そしてイタリアの5人目、ジョルジーニョがGKウナイ・シモンの逆を突く冷静なキックで決勝行きを決めた。

先制点を決めたキエーザは「スペインは素晴らしかった。スター選手がそろっていたが、我々は最後まで戦い抜いた。(マヌエル・)ロカテッリが最初のPKを外した時、みんなが自分たちは勝てると言って落ち着いていたし、最後はグループの力だった」と語った。