米国防総省、マイクロソフトとの大型クラウド契約を解約
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右往左往に関係者は振り回されたものの、当時勝率はほぼないと言われたマイクロソフトの当確報道は初めてAWSの競合となれることを幅広く認知させた。市場シェアは色々な統計の仕方があるものの、発表時はざっくり言ってAWSが50%くらいでマイクロソフトのアジュールが12%。今は確実に差が縮まった#1/#2ということを考えると名を捨てて実を取る路線で一才問題ないはず。
2兆円以上の規模と報道された周辺ビジネスのホロレンズのことも考えると、ほぼゼロから立ち上げた国防総省の攻略は進んでいるように思える。
それより気になるのは、クラウド時代のアメリカでもやはり政府関連はこのようなスピードになってしまうこと。政権交代は大きな影響を与えたであろうが、2年経って再検討。この間に日本は地道に検討を進め、DXの道筋が立っていることを願う。すごいな、Amazonの粘り勝ち。関係者の心労が偲ばれる。
00年代までは「Microsoftの半分はLawyerでできている」なんて冗談が出るほど独禁法対応やロビイングでガチガチだったMSだけど、Amazonがそのお株を奪ってそのMSから訴訟とロビイングでこうやって契約をぶん取ってくるのは面白い。
競争があるのは良いことだけど、独占・寡占で得た超過利益やキャッシュが地位固めに使われるのはユーザの利益にならないので、もっと良いお金の使い方して欲しいと外野的には思う。圧倒的に個人で秀でた"JEDI"から平易な能力の"Warfighter"の連合軍へ。戦力のコモディティ化が進んで苦悩するスターウォーズの世界をそのまま見るかのようなネーミングセンスにも笑えますね。Microsoftは笑っていられませんが。